読書初心者におすすめのおもしろい小説20冊

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話題になった本やベストセラーばかりのチョイスになりますが、読書初心者でも読みやすく、最後まで楽しめる作品を選びました。

 

普段あまり本を読まない人も、気になるものがあれば、ぜひ読んでみてください。

 

 

感動する本

永遠の0

現代を生きる青年が、特攻隊で死んだ祖父の軌跡をたどる話で、当時の祖父を知る人が語り手となって物語が進みます。

「臆病者」と罵る人もいれば、「天才」と言う人もいる。

次第に明らかになっていく祖父の人間像が魅力的で興味深く、おもしろいです。

ミステリーっぽい要素もあるので、戦争ものが苦手な人も一度読んでみてほしいです。

 

 

 

アルジャーノンに花束を

知的障害を持つ主人公が、手術で知能が上がっていく話です。

この説明だけだとおもしろくなさそうですが、おもしろいのです。

物語は主人公の「経過報告」を読む形で進んでいくので、はじめはひらがなだらけのつたない文章が続きますが、主人公の知能の向上とともに文体が変わっていきます。

それによって、主人公の感情の変化がリアルに伝わってくるので、どんどん引き込まれます。

天才になって得たものもあれば失ったものも多く、切ない結末になっています。

 

 

 

博士の愛した数式

80分しか記憶がもたない「博士」と、家政婦の「私」と、私の10歳の息子「ルート」のほんわかする物語です。

ちょっと悲しいけど、やさしさで胸がいっぱいになります。

素数とか平方根とか、10年以上忘れていた単語も出てきますが、わかりやすく物語に溶け込んでいるので、数学に疎い私でもすんなり読めました。

むしろ数学に興味がわきました。

 

 

 

世界から猫が消えたなら

余命宣告を受けた主人公の前に悪魔が現れ、1日の寿命と引き換えに世界から何かをひとつ消すと言う。

「電話」「映画」「時計」1日ひとつ消していく。そんな話です。

死をあつかっているわりには、ものすごく軽いタッチの小説です。

設定に無理があるのでリアリティは全くないですが、読み終わったあとに、自分も家族もいつか世界から消えるんだなぁとしみじみ考えさせられました。

 

 

 

アントキノイノチ

高校を中退して心を病んだ主人公が、遺品整理会社で働きはじめる。

居酒屋で知り合った同い年のゆきちゃんも、ある出来事をきっかけに高校を中退している。

遺品整理の仕事を通して主人公が心を取り戻していく様子もほっとするし、つらい過去にも屈せずひたむきに生きてるゆきちゃんにも勇気づけられます。

「命」をテーマにしていますが、全体に漂うあたたかい雰囲気のおかげか、サラリと読めます。

 

 

 

サヨナライツカ

婚約者がいながら赴任先のバンコクで、謎の美女と恋に落ちる。

地味で奥ゆかしい婚約者と、官能的で奔放な美女を天秤にかけて綱渡りを楽しんでいるつもりが、日に日にのめり込んでいく様子がおもしろいです。

表面的には不倫の話ですが、不道徳な愛が歳月を経て、純愛に変わっていきます。

バンコクの描写がキレイで、ものすごくバンコクに行きたくなりました。

 

 

 

ハラハラドキドキする本

砂の女

ある1人の男が行方不明になった。

砂に埋もれた一軒家に、働き手として閉じ込められたのだ。

逃げ出そうと必死にもがく男と、一緒に暮らす女と、逃亡を阻止する村人の不思議で異常な人間関係。

海外でも高い評価を受ける、最高傑作です。

男が監禁生活から逃げ出せるのかハラハラしながら読んでいくと、最後はなんとも言えない結末が待っている。

読んでいると、とにかく喉が渇きます。

 

 

 

風の中のマリア

主人公は「オオスズメバチ」です。働き蜂に生まれたマリアの生涯を描いています。

みなしごハッチのような、のほほんとした昆虫物語ではなく、現代社会で働くビジネスパーソンと通じるものがあります。

マリアが守る帝国(巣)の栄枯衰退は、まるで江戸幕府やローマ帝国のようにも感じられます。

読み終わった頃には、オオスズメバチの見方が変わります。

 

 

 

コインロッカー・ベイビーズ

好き嫌いが分かれるかもしれない。

生々しい描写もあるし、読んでいて気分が悪くなるところもあるけど、なぜかすごく引き込まれる。

コインロッカーに捨てられた男の子「キク」と「ハシ」の物語です。

全体のストーリーはリアリティがないのに、キクとハシの感情の描写はリアルです。

何がおもしろいのか一言では言えないし、あまり人にお勧めできる内容ではないけれど、とにかく衝撃的でした。

 

 

 

告白

終業式の日に女性教師が「娘はこのクラスの生徒に殺された」と告白するところからはじまります。

次々と語り手が入れ替わり、次第に事件の真相が明らかになっていきます。

中学生の残酷さが読んでいて痛々しいけど、怖いもの見たさでやめられない。

衝撃の展開とスピード感で、どんどん引き込まれます。

 

 

 

八日目の蝉

不倫相手の子どもを誘拐した女の逃亡劇。

子どもを連れて逃げるうちに母性が芽生えてきて、本当の親子のような絆が芽生えてくる。

誘拐はもちろん悪いことだけど、誘拐犯の主人公に感情移入してしまって「逃げ切ってほしい!」と思いながら読みました。

誘拐犯に育てられた子どものその後の視点も興味深く、一気に読んでしまいます。

 

 

 

クライマーズ・ハイ

日航機墜落事故が起こったそのとき、地元新聞社の記者たちの戦いの話。

全国紙との報道合戦、社内の派閥争い、時間との戦い。

色々戦ってますが、個人的には社会部、政治部、広告局などの各部署との対立が、会社員だったときの経験と重なってすごく共感できました。

主人公は上司にもはっきり言い返すので、すっきりします。

 

 

 

悪人

短大を出たばかりの保険外交員の女性が、出会い系サイトで知り合った土木作業員の男に殺された。

男は、出会い系サイトで知り合った別の女性と逃亡する。

殺された女性には殺されるだけの理由があって、殺した男はもちろん犯罪者だけど、本当は悪い人ではなくて…。

ものすごくやるせない内容ですが、本当の悪人は誰なのか、いろいろ考えさせられます。

 

 

 

 

どんでん返しがおもしろい本

アヒルと鴨のコインロッカー

やられたー!と思いました。

「ブータン人」「ボブ・ディラン」「本屋襲撃」。

これらの単語から軽い感じのオシャレ小説かと思ったら、不思議なミステリー小説でした。

主人公が本屋を襲撃する現在の話と、2年前のある事件が交差してひとつにつながる。

謎が解けたときの爽快感というか衝撃が半端ないです。

小説ならではのトリックがあるので、映画やドラマでは味わえないおもしろさがあります。

 

 

 

イニシエーション・ラブ

芸能人がテレビで絶賛して話題になり、映画化までされた作品。

発売当初に何の予備知識もなく読みはじめたときは、すごくつまらなかったです。

淡々と描かれているよくある恋愛の話で、登場人物も普通で、大きな盛り上がりもなく、なんだこれと思いながら最後まで読み進めると、本当に最後の最後で「ん?」となる。

読み終わると「あー、なるほど、おもしろい」となります。

 

 

 

秘密

小学生の娘と妻が事故にあい、娘の体に死んだはずの妻の魂が宿る。

結末がハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、何とも言えなくて、すごくもやもやします。

タイトルの「秘密」という言葉が最後の方でのしかかってきて、本当によくできた話だと思いました。

 

 

 

白夜行

文庫本の余りの分厚さに、読みはじめるのを躊躇してしまいますが、読みだすとぐいぐい引き込まれます。

主人公は、ある殺人事件の被害者の息子と容疑者の娘の2人ですが、主人公の行動が他の人から見た視点で書かれているので、2人の心情はわかりません。

淡々と描かれている2人のまわりで起こる出来事が、すべて後半の伏線になっています。

不思議な構成のミステリーです。

 

 

 

 

活字が苦手でも読める本

夢をかなえるゾウ

小説風の自己啓発本です。

「自分を変えたい」「成功したい」と嘆くサラリーマンの前に、突然表れたゾウの神様が、成功する為の課題を出していきます。

普段、自己啓発本を読まない人には絶対おすすめ。

小説としてもおもしろいし、誰にでもできる課題ばかりなので実践しやすいです。

できる限りの課題を実践しましたが、たしかに夢が叶いました。

今でも落ち込んだときに読み返すバイブル的な本です。

 

 

 

ハリー・ポッターと賢者の石

世界的な大ヒットになるだけのことはあって、すごくおもしろいです。

児童文学なので難しい表現はなくさらさら読めるけど、随所に伏線が張ってあり大人でも十分楽しめます。

シリーズ前半は、純粋に魔法の世界にワクワクしますが、後半はハリーが恋愛や友情を通して大人へ成長していく過程が楽しめ、さらに「死」について深く考えさせられます。

映画では多くのエピソードが削られているので、映画を見たことがある人も、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

星の王子さま

死ぬまでに一度は読んで欲しい、不朽の名作です。

飛行機の操縦士の「ぼく」はサハラ砂漠に不時着し、翌日、不思議な少年と出会う。

少年はある小さな星からやって来た王子だった。

王子は、旅の途中で出会ったヘンテコな大人や、星に残して来たバラについて、ぼくに話す。

児童文学ですが、間違いなく大人の方が心に響く作品です。

恋人や友達や何か大切なもののことを、改めて大切にしようと思わせてくれます。

1時間ほどで読める短い話ですが、とても深い内容です。

 

 

 

以上です。読みたくなるものはあったでしょうか?

2 Comments

puell

古典を読んでみるのもいいかと思います。
スタンダールの『赤と黒』とかフローベールの『感情教育』とか。
隠れた名作ではないですが。

モネコ

puellさん、コメントありがとうございます!
海外文学は翻訳が読みづらいような気がして今まで読まず嫌いでした。でも、たしかに名作が多そうですね。
「赤と黒」「感情教育」どちらも読んだことがないので読んでみます!
楽しく読めたら海外古典も読みあさりたいです。

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