乳がん平癒や子宝祈願。女性のためにある世界遺産「慈尊院」

2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台にもなった和歌山県九度山町の、少し変わったお寺に行ってきました。

 

女人高野・慈尊院(じそんいん)とは

慈尊院表門

高野山の麓、和歌山県の九度山町に「慈尊院(じそんいん)」というお寺があります。

ここは弘法大使の母親ゆかりの寺で、女性のための高野山「女人高野」と呼ばれています。

 

1200年の歴史がある世界遺産の高野山ですが、1906年(明治39年)までは女人禁制でした。その為、高野山を開創した弘法大使・空海の母親でさえ、入山することが許されなかったそうです。

 

息子が開いた山をひと目見ようと訪れた母親は、麓にある「慈尊院」に身を置き、空海はひと月に何度も母親に会いに山を下りて訪れていました。

一説によると、月に9度、母親に会いに来るので「九度山」という地名がついたと言われています。

 

その後も、女人禁制が解禁されるまで女性はここ「慈尊院」で高野参りをしていたのです。

 

本堂弥勒堂(みろくどう)の中には

本堂弥勒堂は、世界遺産の一部に指定され、中には国宝の弥勒仏の像が安置されている。

この像は「秘仏」と言って、扉を閉めた状態で祀られており、普段は見ることができません。秘仏にもいろいろあり、絶対に見られないものから、毎月1回だけ開帳されるものなどがあります。

 

この弥勒堂の仏像は、空海の命日が21日だったことにちなんで、21年に一度だけ開帳されます。前回の開帳が2015年だったので、次に見られるのは2036年ということになります。まだまだ先ですが、機会があれば見に行きたいですね。

 

 

境内のいたるところに「おっぱい」

女性のためのお寺ということもあり、子宝・安産・育児・授乳などを願ってお乳型の絵馬を奉納するそうです。

乳がん平癒の絵馬

 

乳がん撲滅を祈って奉納された、大きなおっぱいの絵馬も。ふんわり柔らかそうなお乳が、ちょっと可愛いです。

また、乳がんのお守りを求めて、全国から多くの人が訪れるそうです。

みろく石と絵馬

 

絵馬に書かれている、乳がんの平癒や、安産祈願、母乳が出るようになど、女性特有の願い事を見ると、同じ女性として胸が熱くなりました。

 

悩みがある方は、ぜひ訪れてみてください。